We Can Project
港町の朝は早い。
船のエンジン音が目覚まし時計だ。
オヤジ達は来る日も来る日も漁に出る。
陸に上がった今も海が好きだ。
朝飯が終わると、ひとり、またひとり、と
昔の漁師仲間が古い市場に集い、
若い頃のカツオの一本釣りの話に花が咲く。
海の仕事は命懸けだから、
もしも!!…の時は
地元の漁師仲間は全員が駆けつける。
そんな義兄弟のような付き合いが今もまだ続いている。
誰かの電話が大きく鳴る!
オヤジは大声で話す。
そーか!釣れたか!
大漁じゃのおー…。
そーか、よかったのう…。
気いつけてもんて来いよ。
回りのオヤジが手を叩く!
大漁じゃ!大漁じゃ!と。
僕等の町の幸せは、
いつもこのオヤジの拍手と大漁!からやってくる。
仕事をつくろう。
仲間をつくろう。
夢をつくろう。
人に夢があるように、町にも夢がいる。
この町の夢をつくろう。
この町の未来を作ろう。
黒潮町新産業創造プロジェクト。
僕らは、この町で生きてゆく。
僕らの未来は僕らがひらく。